息子を剣道教室に通わせてみて、良かったこと、そして正直大変だったことを、親として実感しています。
まず良かった点は、礼儀作法がしっかりと身についたことです。道場への出入りでの挨拶、先生や先輩への言葉遣い、相手を尊重する姿勢は、日常生活でも明らかに良い影響が出ています。また、厳しい稽古に集中して取り組む中で、粘り強さや精神的なタフさが養われたと感じます。試合での勝ち負けを通じて、悔しさや喜びを知り、感情のコントロールも少しずつ学んでいるようです。姿勢が良くなったのも嬉しい変化でした。
一方、大変だったのは、やはり費用の面です。防具一式は決して安価ではありませんし、消耗品である竹刀の買い替えも定期的に必要です。また、練習への送迎、汗まみれの道着の洗濯、防具のメンテナンスなど、親の物理的な負担も少なくありません。特に防具の独特の匂いには、慣れるまで時間がかかりました（苦笑）。息子自身も、稽古の厳しさや痛みで「行きたくない」とぐずった時期もあり、励まし続けるのが大変な時もありました。
しかし、そうした大変さを乗り越えて、息子が仲間と共に声を出し、真剣な眼差しで竹刀を振る姿を見るたびに、剣道を通して得られるものの大きさを感じます。困難に立ち向かう力、仲間との一体感、目標達成の喜びは、他の習い事では得難い貴重な経験です。総合的に見て、大変な面も含めて、通わせて本当に良かったと思っています。
